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沈金師 春日友子さんの個展へ(八王子駅南口AZITO)

こんばんは、こぐまです。

八王子駅南口のAzito-Barで開催中の沈金師・春日友子さんの個展にお邪魔してきました。

「沈金(ちんきん)」とは、漆器に専用のノミを当て文様を彫り、彫った溝に漆を接着剤にして金粉を沈める技法。
金粉、銀粉、プラチナ粉や色粉を使って様々な表現をされています。

スマホの写真では細部までお伝えしきれないのですが、この鷹の眼の輝きや羽の質感などを表現するために、太い線、細い線、直線、曲線をノミで彫り、金粉で装飾されています。

驚かされるのは、正面から観たときと、下から観たとき、左右それぞれから観たとき、鷹の姿がまるで違って見えるんです。
しかも、鋭い眼は常にこちらを睨んで動いているように感じます。



こちらの器は、球状になっている面にノミを入れて細かい図柄を彫るというもの。
以前に実演されるところを見せてもらったことがありますが、丸い部分を正確に彫るというのは、難しい技術だと感じました。

続いて文字を彫るシリーズ。


般若心経…難しい漢字がたくさん並んでて大変そうf(^_^;


平家物語「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」
実は平仮名を彫る作業が非常に難しいんだそうです。
確かにノミで丸みのある線を彫るって大変そうですね。

今回の個展で一番気になったのがこの子。


部屋の窓から入り込む朝の風にあたる、気持ちの良さそうな猫。
目をつぶって風を感じる姿が愛らしいですね。
下から見上げると、体が浮かび上がっているように見えるんです。
会場に行かれる方は、いろんなアングルからお楽しみ下さいね。


春日さんの個展は4月8日(日)まで開催中。
詳しくは「今週の看板娘」に掲載されていますので、ごらんください。
【個展『花咲く春にあう】沈金師 春日友子さん

写真で見るのと、直接見るのとでは、やっぱり全然違うので、直接会場でご覧になることをお薦めします!

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