こぐまの多摩あるき武蔵野あるき

こんにちは。
「たまりば」編集長こぐまです。

今日は成人の日。
新成人の皆さん、おめでとうございます！

コロナ禍、それも首都圏では緊急事態宣言が発出される中で迎えることになり、式典は会場での開催が中止され、一部をオンラインで開催とせざるを得なくなった地域が大半のようです。

僕が住む八王子市も、本来であれば下の写真中央やや左のサザンスカイタワー内にある、オリンパスホール八王子で式典が行われる予定でした。

が、会場での式典は中止となり、代わりにオンラインで市長からのお祝いの言葉が配信されるんだとか。
何もないよりは、こういう形の成人式もありなんだろうけど、新成人の皆さんの気持ちを考えると、やるせない。

思うところを書き出してみるとしよう。

リモート成人式？
それもいい。

ただねー、批判を恐れずに言えば、市長からのメッセージなんて、成人の日の楽しみの中で占める割合は、10分の1…いや100分の1くらいしか、ないんじゃないかな？

だって、そもそも投票権を持つ前に選出された人なんだし、現職の市長の顔なんて、成人式じゃなくたって、いくらでも目にする機会はあるから、イマイチありがたみが感じられない。

自分が成人した当時はどうだったかというと、確かに式典会場には足を運んだ。
前日にドカ雪が降って、さすがに徒歩や自転車でっていうわけにはいかず、親に車で送ってもらったのを覚えてる。

式典の内容は全く記憶にない。
記憶にあるはずがない…だって会場に入らずに、外で同窓生と喋ってたら、いつの間にか式典が終わっちゃってたんだもん(笑)。

もちろん、式典を開催するために一生懸命準備をして下さった方たちには失礼なことをしてしまったとは思ってます。
それは、今の年齢になって気付くこと。
当時の東村山市の式典関係者の方々には、大変申し訳ありませんでした。

でもね、何が言いたいかっていうと、批判を恐れながら言うと、新成人にとっての一番の楽しみは、晴れ着姿で旧友と再開できること。
式典すらすっぽかしてまでお喋りや記念撮影に夢中になること。
式典終了後に、仲間同士だったり、恩師を交えたりしながら飲み会をすること。

当然、オンラインなんかじゃなく、リアルに集まって、人生で最初の乾杯をする人なんかもいたんじゃないかと思う。

そういう「式典以外のこと」をさせてあげられないのが、心苦しいよね。

こればっかりは、市が悪いわけでも、新成人たちが悪いわけでもなく、ただただ新型コロナウイルス感染症が憎い。

だけど、何か方法はなかったんだろうか？とも思う。
行政の方も苦渋の決断だったこととはいえ、工夫次第では開催できたんじゃ？なんて思うことも。

今回の緊急事態宣言では、飲食店に時短営業の要請をしたり、国民に夜間の不要不急の外出を控えるように要請したりはされてるけど、映画館は時短対象にはならなかったし、イベントについては人数制限は設けられたものの、禁止にはなってない。

人数を絞って入れ替え制、または少人数で集まれるように会場を分散という選択肢はとれなかっただろうか？

それこそ、再開したい相手って、市単位での開催を前提とすれば、小中学校時代の旧友だと思う。
だったら、中学校の校庭で時間を絞っての開催はどうだろう？

市長からのお祝いの言葉は、その場で聴けなくても、YouTubeで帰宅後に聴けば、それでいい。

既に決定してしまったことだし、もう成人の日当日。
今から開催方法を考えたところで、とき既に遅しなのはわかってる。

だけどね、新成人のみんなにわかって欲しいのは、市長でも公務員でも、新成人を抱える親でもない、ただのいち市民でも、「どうにかできないものか」と悩んでるってこと。
みんなの思い出になるような何かを。

八王子市の場合は、以前にも「もう一度、成人式を」と市民発の企画が立ち上がり、実現したこともあります。

きっと今回も、たくさんの大人たちが、みんなの思い出に残る何かを準備してくれるんじゃないかという希望も捨てずに、今日はご家族や大切な人たちと、お祝いをして下さい。


自分の子どもたちが成人する頃には、世の中がどうなってるんだろう？
元の社会に戻ってるんだろうか？

長女は既に成人しているけど、長男は今15歳…2022年に成人年齢が18歳に引き下げられる予定だから、あと3年しかない。

さすがに全員がマスクをしていなければならない状況からは脱しているだろうけど、社会が元通りになっているかというと、ちょっと自信が持てないところ。
感染症は収束していたとして、経済・財政がダメージから立ち直れているだろうか？

末っ子の娘が18歳になるまで、あと10年。
さすがに、この頃には新型コロナウィルスの影響はなくなっているだろうけど、国内では超高齢化社会を迎え、世界規模ではSDGsの旗のもとに進められている各種の課題について結果が出されているはず。
今回の新型コロナによる社会変容とは違ったかたちで、価値観の転換が起きていることだろう。


「人は変わっていける」
そう、アムロ・レイもララア・スンも言っていた。
苦しいこともあるだろうけど、これ現実なんだよね。

いま新成人となられた皆さんは、まさにこの変化する世界の真っ只中に、20代を過ごすことになるわけですが、若い時代に変化を経験できることを前向きに捉えて下さい。

「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」
なんてシャア・アズナブルはかつて言っていましたが、
「過ちを気にやむことはない。ただ認めて、次の糧にすれば良い。それが大人の特権だ」
ってフル・フロンタルも言ってますからね。

またもやガンダムネタに引っ掛けて、締めるとしよう(笑)

それでは、楽しい成人の日を！


2018年1月19日の過去記事リンク
八王子で成人式をもう一度！2/12開催決定で参加申し込み受付開始（1口1,000円協賛金も募集中)