高尾山は動けないんだ。

たまりば編集長こぐま(ジェイ・ライン株式会社 大熊雅樹)

2008年01月28日 23:45

こんばんは、こぐまです。


八王子市長選挙…負けました。
2万票の差、悔しい。

現職の黒須さんは自民党・公明党の固い組織票を持っていたので、
新人の橋本さんは無党派層をどれだけ味方に付けられるかが勝負。

特に4年前の市長選挙で投票しなかった人たちに、
投票に行って現状に対する意思表示をしてもらうことが大事。

前回の八王子市長選挙は、投票率がたったの29%。
7割以上の有権者が「不参加」のまま、市長が決まる。
ん〜、地元以外で育った人もたくさん住んでる地域だから、
地元意識が稀薄なのは仕方ないのかなぁ〜。
高尾山の問題も八王子にとって大きなテーマだけど、
この投票率の低さ、真剣に対策を考えなきゃいけませんよ、黒須さん!


しかし、次の選挙まで黙っていたら、身動きできない高尾山は、お腹にでっかい穴を空けられて、大事な大事な命の水が流れ出ちゃってボロボロになっちゃいます。

端から見たら、きっと今と同じように599mの土の塊がそびえていて、高速道路から見たら緑が生い茂ってるように見えるかもしれない。

だけど彼の体内にあった水分は、ほとんどが流れ出ちゃって、点滴でもしなきゃ立ってるのがやっとになっちゃう。

水がなくなるっていうことは、植物が育たなくなる。
植物が育たなくなるってことは、
花の蜜や木の実を餌にする昆虫や鳥たちも生きられなくなる。

たぶん、全ての植物や虫、鳥が死に絶えるわけじゃないだろうから、端から見たら山は生き延びたように見えるかも。

だけど、確実に数が減り、種類が減る。

蛇滝が、琵琶滝が渇れる。
実際に隣の山、八王子城跡では御守殿の滝が渇れちまった。

毎年、夏になるとそうっと見に行っていた小仏川のホタルたちはどうなるんだろう…。


ミュージシャンの坂本龍一さんが、今回の選挙に対する応援メッセージとして寄せてくれた言葉。


直し方がわからないものを、壊すのはやめて下さい。


一度穴をあけたら、元の水脈、元の植生を取り戻すことは不可能。


だけど、動くことができない高尾山は、東京の、多摩の西の隅っこで、その小さな体を震わせることもできずにうずくまっている。

すでに少しずつ少しずつ、高尾山のお腹と背中が削られている。

ミシュランで三ツ星に選ばれた山に、なんてことすんだよ。



だけど、まだ山が死んだわけじゃない!

少しだけ傷は付けられているけど、まだまだ山は活きてますよ〜♪

悲観的になるのはこれでおしまい!


行政サイドからではなくても、市民の声で山を守ることはできるはず!



ここ数日、難しい選挙ネタばかりで、「たまりば」の皆さんにはちょっと嫌な気分にさせてしまったかな…と反省してます。

ただ、高尾の問題は八王子出身の家系に生まれ、多摩で暮らしている僕にとって、切っても切れない問題。

どうか、ご容赦をm(__)m


明日からは、またいつものようにチョコレート好きブロガーこぐまに戻りますので、よろしくお願いしますm(__)m


応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました!
とっても心強かったです!


このブログは、
高尾山にラブレターを贈ろう!」の呼び掛けに賛同しています。



さー、チョコ食って寝よう(笑)



どっちにすんかな〜(*´ω`*)

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